心理教育プログラム

基本のプログラムは次の通りです。
ニーズに合ったプランをご用意致します。
お問い合わせは info@pe-kodomobranding.com まで
(@➡小文字に変えてご使用ください)

大人は良い意味でも悪い意味でも、こどもたちの生きる上での見本。
楽しそうには見えない・・・大切に考えてもらえてないみたい・・・こんな社会で生きていくの・・・?
そんな風に感じているこどもたちも、決して少なくありません。
自死を選ぶこどもたちに、私たち大人が示せるものって何でしょうか?
次世代に残したいもの。一緒に考えてみませんか?

教職員向けプログラム

この教職員向けプログラムでは、教職員が生徒の命を守るために必要なスキルと知識を包括的に学べるようになっています。「メンタルヘルスの基礎知識と文化・多様性への配慮」を統合することにより、教育現場で様々なバックグラウンドを持つ生徒に対応できる力を養い、全体的な理解を深めることができます。
このような教育は、教職員自身が生きる活力を持続させながら、教職員を取り巻く人的環境にも生きる活力を持続することを保障できるようになるため、生徒とその家庭との良好な関係を築きます。メンタルヘルスの重要性を実感しながら、より良い教育環境を整えるための強力な基盤となるでしょう。

保護者向けプログラム

この保護者向け心理教育プログラムは、愛情に基づく健康的な家庭を構築し、こどもの心の健やかな心の育ちを保障するための重要な要素です。
家庭の構成員が明確な目標を持ち、生き生きと生活する姿は、子どもに健全な家族観を育む基盤を提供します。参加者は自己成長を促し、安定した環境を作り出すことが期待されます。

本プログラムは相互理解や信頼関係の構築を目指し、親としての役割を再確認することで、自分軸を育成し、こどもの成長に生きる見本となることを目的としています。

生徒向けプログラム

この生徒向け心理教育プログラムは、全24回を通じて、参加者が自己理解を深め、自分軸を育むことを目指しています。マインドスキルアップ編は、感情や人間関係の理解を深めることを重視し、参加者が安全な環境の中で学びやすい内容を提供します。
プログラムの構成は、感情の認識から問題解決能力の育成、コミュニケーション技術、信頼関係の構築に至るまで多岐にわたります。特に、自分の心のコップの水を自分で満たす力を育むことを通じ、こどもたちが自立して生きる力を持つことを促します。

このプログラムは、心理的な安全性を守りつつ、他人軸から自分軸を持つことによって、自分の人生を自分の力で生き切るための人間力を育むことを目的としています。

クラス単位で全員参加を目標に

教育心理学による「自分軸育成プログラム」は、教職員、保護者、生徒、それぞれの真のニーズに特化して、1年間を通じて展開します。
各プログラムは90分~120分。月2回。マインドスキルアップ10回。ワークショップ2回。個別サポートセッション30分×10回。年間で22回。
「全校」としないのは、相互のやり取りが信頼関係に結びつくことが心理教育の理念の一つであるからで、可能な限り少人数で、でも結果の見える単位としてクラス単位を採用しています。

もう誰にも疎外感・孤立感を持たせない。
それは、こどもに自死を選ばせない、ということ。

人間関係構築の前に、長い年月をかけて自分のアイデンティティを構築しておくことが大切ですが、幼少期より自分をさて置き、まず初めに他者に対する配慮を、という教育がもたらしたものが、「本当の自分を知らない」という弊害です。
自分にも価値観に繋がる想いや世界観があるのにもかかわらず、時には理由なくそれを置いてきぼりにしなければならない。そうでなければ認めてもらえない。
本来の「心・精神とは何か」「心・精神の扱い方は」
専門家は知っているのに、一般の方々はわかりにくいを理由に受け入れることが難しい。
となると、心・精神を持っている私たちであるのに、扱い方を知らないまま、不具合を起こしっぱなしでみんなが理由を知らないまま苦しい、という状況が作られるのは当然のことです。
アンコンシャスバイアスを知ろう!という動きが出ていますが、日本という国全体で作られた無自覚のままのバイアス(思い込み)によって、その世界が出来上がっていることをまず知ってほしいと願います。
それは、こどもだけでなく、大人も、自死に繋がるような疎外感・孤立感を持たせないことが大切であり、そのための心のしくみをしっかりと学んでいくことが重要です。

もう誰にもコミュ障と言わせない思わせない

大人でも、例えば「自分はコミュ障だ」という意識があっても鎧を被り、気持ちを無かったことにしながら生活していれば、ある程度乗り切ることは可能です。
でもそれは本当の自分のうまく立ち振る舞えない部分や嫌いな部分を抑えているだけ。その状態で色んなことができるようになったとしても、本当の想いや感情は潜在意識の中にどんどん溜まり、疲弊していき、人生のうちに同じ課題が何かのタイミングで自分を試すかのように起きてきます。
真実を知ることが無い限り、いつかどこかで大なり小なり爆発することは、人間の精神の基本的な働きから言えることです。
人の心・精神は、非常に複雑に作られています。
例えば自分は他者に比べて取るに足らない、自分はいつも誰かの下、である一見控えめに見える意識が、社会全体に及ぼす影響について、考えてみましょう。そして、一人ひとりが生きる上で採用しなくてもよかった、採用していたから生きづらく感じていたんだ、人と人は映し鏡のようにできているんだ、と理解できることが沢山あることを、この学びで知り、自分を活かしながら他者も活かせるような、子育てを含めた人間関係構築の方法について見ていきましょう。

個人の心を守り育てることは、個人の生産性に繋がり
個人の生産性を高めると、国や社会の生産性を高めることに繋がります。

こどもは義務教育である学校教育の中から、離れた場所から自分を見る・社会全体を見ることは難しい。
大人がどんなにその環境を提供しても、考え方のベースが自分軸の教育によって構築されていなければ、その見方の軸は当然のことながら、習得できていませんので、何回学習の機会を提供しても思うほど学習能力が高められていると感じられない現実があると思います。
人はもっともっと成長していいはずです。
そして、余分な疲弊なく自分の人生を生き切るための人間力を身につけることができてもいいはずです。
それは他人軸であるからこそ。
答えはいつも自分の中にあるのにもかかわらず他者に求めようとし、常に他者の言葉や行動に翻弄される状態で頑張っていこうとするベースになっているので、いつになっても自分の思いとは裏腹な世界を呼び寄せることに。
これは、こども時代の関わられ方、マネジメントのされ方に非常に左右されているものです。

今学校というシステムに求めたいこと
学校が求められていること

これが、真の自分軸を育成する、多角的総合的にまとめられた心理教育では可能です。
たった今、生徒たちが全く別のケースの問題をそれぞれが複雑に抱えていたとしても、見方を改めてみることで、先生方・保護者・生徒、それぞれがお互いにジャッジない状態で守られていることを知る安心安全な場をつくることから、無理なく温かい連携を取りながら、3者、そして地域との信頼関係で成り立つ学校を更に成長させ、理想に向けて創り上げていくことが、守られているはずの10代に自死を選ばせないために今、急務です。
それが可能となるとすれば、誰ひとりとして孤立させない、疲弊させない社会となっているのではないでしょうか。