教職員向けプログラム

プログラムの目的

このプログラムでは、教職員が生徒たちの命を守るために必要なスキルと知識を包括的に学べるようになっています。「メンタルヘルスの基礎知識と文化・多様性への配慮」を統合することにより、教育現場で様々なバックグラウンドを持つ生徒に対応できる力を養い、全体的な理解を深めることができます。
教職員自身が生きる活力を持続させながら、教職員を取り巻く人的環境にも生きる活力を持続することを保障できるようになるため、生徒とその家庭との良好な関係を築きます。メンタルヘルスの重要性を実感しながら、より良い教育環境を整えるための強力な基盤となるでしょう。

プログラム内容

対象 教職員
期間 1年間(全24回)
・マインドスキルアップ編各120分×10回、マインドスキルアップ編まとめ2回
・ワークショップ2回
・個別サポートセッション30分×チケット制10回)
価格 100,000円(一人あたり年間)
グループ 30名前後
ホームワーク有

各回の流れ

①チェックイン
 前回から今回参加までの自身の成長を確認するための各参加者の発表。
②ホームワークの感想
 前回のセッションで行ったホームワークの感想を共有。
③今回のテーマに沿う学び
 今回のテーマに基づいた新たな知識やスキルを学ぶ。
④今回のホームワークの説明
 今回の内容の理解を深め、取り組みやすくします。
⑤チェックアウト
 今日の学びや感想についての各参加者の発表。

※多人数ですので、少人数のグループに分かれ、一回中でグループ代表者数名の方にご発言いただきます。プログラム全体ですべての方が発言できるように配慮いたします。

マインドスキルアップ編

1.自分軸と他人軸の完全理解

  • 内容 - 自分軸とは何か、他人軸との相違点、他人軸の影響が教育に与える影響を探求。自分軸に基づく教育の意義を考える。
  • 目的 - 自己分析のスキルアップから、教職員が教育現場における教育スタイルを振り返る。

2.感情の認識・分析・昇華

  • 内容 - 自分の感情を適切に認識し、分析して昇華する方法を学ぶ。すべての感情が自他の境界線を理解する手助けとなることの理解。
  • 目的 - 教職員が生徒の感情による表現への分析の方法を知り、それを生徒の心の現在地と認識した上での適切なサポートができるようになる。

3.境界線を引く技術

  • 内容 - 自身と他者の境界線を理解し、尊重することへの重要性の理解。
  • 目的 - 教職員自身が自分の境界線を引くことで、生徒への適切な指導が可能になる。

4.信頼関係の構築

  • 内容 - 信頼関係を築くためのコミュニケーションスキルや、課題を抱えているかどうか見抜き、気づいた時の声掛けやスクールカウンセラー等に繋ぐ際のポイント。
  • 目的 - 生徒たちが安全に自分を表現できる環境を提供する。

5.生徒が抱える問題に対する対応技術

  • 内容 - 家庭内問題を含む、生徒が抱える問題分析スキルアップと他者が関われる範囲の特定などの対応方法を学ぶ。
  • 目的 - 障害や問題の有無に関わらず、生徒が生きる希望を見失うことのない選択を自らの力でするためのマネジメントができる。

6.危機介入の技術

  • 内容 - 緊急事態における介入方法(自傷行為の兆候など)を具体的に学ぶ。
  • 目的 - 教職員が危機的状況に適切に対応できるようになる。

7.メンタルヘルスの基礎知識と文化・多様性への配慮

  • 内容 - メンタルヘルス問題の基礎を学び、早期発見の重要性に加え、各生徒の文化的背景や多様性の理解。
  • 目的 - 教職員が生徒のメンタルヘルスを見守り、多様なバックグラウンドを持つ生徒に対しても敏感に対応できる力を養う。

8.ストレス管理とレジリエンスの向上

  • 内容 - ストレス管理の技術とレジリエンス育成方法を学ぶ。
  • 目的 - 教職員が生徒に必要なスキルを教えるための能力を身につける。

9.連携技術(同僚・保護者)

  • 内容 - 同僚や保護者との連携の重要性を学び、協力して生徒支援を行う方法を習得する。
  • 目的 - 教職員がチームで生徒を支える力を強化。

10.連携技術(生徒・地域)

  • 内容 - 生徒や地域との連携の重要性を学び、より効果的な支援を行う。
  • 目的 - 教職員が地域全体で生徒を支え合うネットワークを形成する。

ワークショップ

1.マインドフルネス体感セッション

マインドフルネスは、瞑想や瞑想と体操を行うセッションが多いのですが 弊社では瞑想未経験者やスプリチュアルが苦手という方に、米国企業でも行われているポージングという手法を用いて自己の内側へと意識を導いていきます。また良質な睡眠をとることが明日への活力につながることから、ジャーナリングの習慣をお薦めしており、その為のやり方をセッションを通じて学んでいただきます。

2.バイアスブレイカーズワークショップ

バイアスブレイカーズワークショップは、日頃の生活や消費行動の中で いかにアンコンシャス・バイアスによる影響を受けているかに気付きを持って頂き、日本企業の実例を交えながら 苦境に陥った時、どのように乗り越えたのか?またあなたならどうするかを考えていくプログラムです。

マインドスキルアップ編まとめ

1. 学びの総復習

〈内容〉 - マインドスキルアップ編総復習と応用について。

〈目的〉 - 学んだ内容を総括し、実生活に適用する方法を話し合う。

2.将来のビジョンを描く

〈内容〉 - トレーニングシートを使い、質問を通じて自分の幸福感や価値観を明確にする。 目指す未来の自分の姿や教職員としての理想像を見直し、設定する。

〈目的〉 - 教職員自身の生き方や教職員としての在り方の見直しに役立つ。

ホームワーク

各回のテーマに合わせた課題をご提出いただきます。

個別サポートセッション

  • 内容 - 30分×チケット制(10回)
  • 目的 - 人はいとも簡単に、しかも無自覚に軸がブレてしまうことはよくあることです。それには理由があるという学びを提供いたしますが、自分軸への変容を試みても長年親しんだ価値観にどうしても引っ張られます。そのサポートを個別で行ないます。